「今の和室、もっと自分らしく使えたら、、、」そんな風に思ったことはありませんか?
畳からフローリングに変えるだけで、部屋の印象はガラリと変わり、インテリアの幅も一気に広がります。
床材一つで暮らしの質は大きく向上します。
失敗しないための施工方法や、素材選びのポイントをご紹介します。
1.畳とフローリングの比較:メリットデメリット
それぞれの床材が持つ特性を理解することが、納得感のあるリフォームの第一歩です。
畳のメリットデメリット
・メリット:高い断熱性・調湿作用があり、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。また、クッション性が高く防音効果に優れ、そのまま座ったり寝転んだりできるリラックス効果も魅力です。
・デメリット:水汚れや傷に弱く、ダニやカビが発生しやすい傾向があります。定期的な裏返しや表替えといったメンテナンスの手間とコストがかかります。
フローリングのメリットデメリット
・メリット:掃除がしやすく、ダニの発生を抑えて清潔に保てます。重い家具を置きやすく、部屋全体の印象が明るくスタイリッシュになります。
・デメリット:畳に比べて足元が冷えやすく、歩行時の衝撃や音が階下に伝わりやすくなります。また、湿度の調整機能が低いため、室内が乾燥や湿気の影響を受けやすくなる点に注意が必要です。
2.リフォームの施工方法
現在の状況や予算に合わせて、主に3つの方法があります。
張り替え工法(本格リフォーム)
・既存の畳を完全に撤去し、下地を調整してから新しいフローリングを張る方法です。
・畳の厚み(約40mm~60mm)とフローリングの厚み(約12mm~15mm)の差を埋めるため、「根太」と呼ばれる木材で高さを調整し、合板を下地として敷き詰めます。
重ね張り工法(簡易リフォーム)
・畳の上に直接、薄いフローリング材やウッドカーペットを敷く方法です。
・手軽で費用を抑えられますが、畳の湿気によるカビや、床の高さが変わってドアが開かなくなる等のトラブルに注意が必要です。
DIY向けの部分施工
・フロアタイルやクッションフロアを敷くだけの方法もあり、賃貸物件や一部屋だけ手軽に変えたい場合に適しています。
3.使用する床材の解説
選ぶ素材によって、肌触りや耐久性、コストが大きく変わります。
無垢フローリング
天然木をその桃切り出した素材。木の香りと温もりがあり、経年変化を楽しめますが、費用は高めです。
複合フローリング
合板の表面に天然木の薄板や特殊シートを貼ったもの。温度・湿度変化に強く、傷がつきにくい加工が施されているものが多いのが特徴です。
クッションフロア
硬質な塩ビ素材で、木目や石目をリアルに再現したもの。耐久性が高く、ピースごとに交換可能なためメンテナンス性に優れています。
4.費用と工期の目安
費用相場(6帖の場合)
無垢フローリング:約30万~45万
複合フローリング:約18万~30万
クッションフロア:約12万~
工期
6畳程度の貼り替えであれば、通常1日~2日で完了します。
5.施工事例の紹介
施工事例1:和室から洋室へのリフォーム
畳を一度すべて取り去り、下地からしっかり作り直す『張り替え工法』を採用。
床材には、傷に強くてお手入れも簡単な『複合フローリング』を選びました。
さらに、お部屋全体の印象をガラリと変えるために、以下のポイントもアップデート。
・押入れ→クローゼットへ
・壁・天井・襖のクロスを一新
〈Before〉
〈After〉
施工事例2
砂壁や天井はそのまま残し、床のみをフローリングへリフォーム
柱や鴨居に合わせて、落ち着きのあるダークブラウンのフローリング採用。
壁や天井に手を加えない分、費用をぐっと抑えられます。
〈Before〉
〈After〉
施工事例3
リフォーム完成後は見えなくなってしまうけれど、実は一番大切な『下地組み』の様子です。
畳の厚さは約5㎝ほどありますが、フローリングは約1.5㎝。
そのまま置くと、隣の部屋との間に大きな段差ができてしまいます。そこで、畳を撤去した後に『根太』と呼ばれる木材を等間隔に並べて組み、ミリ単位で高さを調整していきます。
この根太の上に合板を敷いてから、フローリングを張っていきます。しっかり下地を組むことで、歩いた時にギシギシ音が鳴るのを防ぎ、重い家具を置いてもびくともしない、丈夫で平らな床となります。
〈Before〉
〈After〉
畳からフローリングへのリフォームは、単にお部屋をきれいにするだけでなく、毎日の掃除をラクにし、新しいインテリアにワクワクできる、暮らしのアップデートです。
「全部を完璧に変えなきゃ!」と難しく考えなくても、今回ご紹介したように、まずは床だけを変えてみたりと、あなたに合った方法がきっと見つかるはずです。
和室のリフォームを検討の際は、仁建設にお気軽にご相談ください。